上司にされて嫌な事は部下にしない
自分はされたくない事を部下にしてしまう傾向が強い管理職は一定レベルでキャリアが止まる。
先日、経営者の集まりで、そんな話が出ていました。
つまり、逆から言うとこうなる。
「良い上司は、自分がされて嫌だったことは部下にはしない。」
事例)
・部下に事細かな報告を要求するが、自分は上司から事細かな要求は求められたくはないと感じる。
・部下に凡事徹底や自律と言っているが、自分は組織のルールを無視する。
・部下や後輩に横柄な態度や叱責するが、自分は上司や先輩から横柄な態度で接されたり、実績されることを望まない。
・部下や後輩のミスに対してネチネチ指摘をするが、自分は上司や先輩からネチネチ指摘を受けると気分が悪い。
・部下や後輩を食事に連れ回しているが、上司や先輩に食事に誘われると面倒だなと感じる。
こういう管理職は、よくて課長、それ以下でキャリアは止まるようだ。
なぜだろうか考えた。
経営者はイコール会社だ。
で、会社に入ってくる対価のすべては、マーケットに存在する顧客からしかない。
そこを見ている経営者と自分の実績やキャリア、部下だけを見て仕事をすればするほど、経営者の感覚からは遠ざかっていく。
自分が上司からされたら嫌なこと、嫌なマネジメントがあるとしたら、それを部下や後輩にしないことですね。